卒業論文

オンラインでゼミをやるようになって、以前と変わったこととして、最大で週に3回ゼミをしている。前に週に1回程度だった。

出張予定がなくなってヒマだというのもあるけど、卒業論文との距離感を変えたいという考えが昨年辺りからある。

これまでは、学生の論文だから基本的には手を出さない、必要があればサポートするという姿勢だったのだけど、あまり面白くない。自分が。

学生相手に論文の完成度を求めるつもりはないけど、自分の決めたテーマを調べてまとめるなんて、通常は大学卒業したら出来ることでない。だから、少しでもその作業を楽しんでもらいたい。以前の自分は、みんなそういうことがしたいから大学に来たんだ。と思っていた。だから、基本的には学生がやりたいペースでやったら良いという姿勢だった。

でも、どうやらそうでもないらしいと言うことも気がついた。卒論と言われても、何をやりたいかわからないで困っている学生を見ていると、こちらもゼミの時間が全然面白くも楽しくもない。いまさら遅いよ、と言われると反論も出来ないが、ともかく気がついたので、もう少し能動的に働きかけることにした。

一緒に楽しもうという姿勢だったら、良い影響を与えることが出来るだろうか、という淡い期待。

大学ってこうだっけ?という思いもあるけど、試行錯誤でやるしかない。