日々記録 8/23

NHK杯2回戦、屋敷伸之九段 vs. 山本博志四段が放送。
 
屋敷九段は(実は)将棋王国・北海道を代表する棋士で、藤井二冠に破られるまで最年少タイトル獲得記録を持っていた。
現在でもB級1組・竜王戦1組とトップ棋士の一人。
 
山本博志四段はプロになって二年目だが、少数派の振り飛車党、「三間飛車」ほぼ一本で勝負している珍しい棋士
棋戦での活躍はまだ少ないが、note の文章が評判で観る将(の読む将)には知名度が高い。
 
将棋は屋敷九段が序盤から終始優勢だったが、終盤一瞬のスキを突いて山本四段が猛攻。あっという間に相手玉を丸裸にした。もしかして詰みがあるか?というところまで追い込んだが、山本四段の攻撃の要だった馬が突如として退却。解説の戸辺七段も思わず声を上げたが、そのまま屋敷九段の反撃に沈んだ。劇的な幕切れだった。
御本人のTwitterによると後に検討したら詰みがあったが、30秒では読みきれなかったとのこと。
  
山本四段は note の文章が熱くて読ませるものが多いが(自分は山本四段と上田初美女流のおかげで note の存在を知った)、将棋もドラマチックで魅せる内容。
振り飛車党には不利な時代だけど、大舞台で観たい棋士の一人