大学理事

「大学の理事って偉いんですね」と学外の人に言われる。

なんとなく当たり前だと思ってたけど、改めて考えると不思議な感じもする。

昔は学部長がもっと偉かったのかもしれないが、現在の大学だと学部長に特に何かを決める権限がなく、中間管理職になっている。教授会もただの伝達の場なので、自分のような末端教員は特に大学運営の意思決定に関わることもないので、日々を暮らすだけなのだが。

同じ大学でも学部で目指す教育や産業界とのかかわりも違うので、もう少し学部自治機能を強める方が良いし現代の組織に合っていると思うのだが、文部科学省の考えは違うのだろう。中心で全てが管理できるという思考の古さに気がつかないのは少し滑稽だけど。