原則禁止

大都市に比べると動きが遅いが、本学もコロナウイルスに対する方針が示された。

 

・講義開始までは学生は原則として大学に立ち入り禁止
・県外での就職活動は控える。三大都市圏、北海道に行くのは原則禁止
三大都市圏、北海道に滞在した教員・学生は二週間自宅待機


二週間待機は教員も学生も同じだが、気になるのは「就職活動での訪問が原則禁止」というところ。
個人の行動に対して、そんな制限ができるのだろうか。できたとしても「安全のためにはおすすめしないが、滞在した場合は自宅待機」という所までだと思うのだが。人権問題にならないのか。

仮に本人の意思で東京に行き自宅待機の場合、講義の出席をどう判断するのか。事情を勘案して公休扱いにできるのか、あくまで本人希望の行動なので考慮しないのか。

ごく個人的な気持ちは出席とかどうでも良い、という感じだけど、簡単に休めるとなるとあれだけ出席回数にこだわっていた(←自分ではなくて文部科学省が)これまでの話との整合性が取れなくなる。実際、出席数によって卒業できなかった学生もいるのだし。就職活動で都市圏に滞在したかどうかを証明する方法もない。

原則論としては、大学が禁止と宣言した以上は守らない場合に公休にする理由にはならない、とするのか。ただし、それが理由で就職活動をやり直す場合には翌年の学費を無料にするくらいの措置はするべきだろう。人の行動を制限するからには代償が必要だけど。大学からの文書にその辺りの記述はない。

とは言え、現実の対応として、就職活動を理由に自宅待機→講義を欠席した学生がいた場合に、原則論に基づき単位を出さないのか、と言われると返答に困ってしまう。悩ましい問題。

もっとも、このタイミングで東京で集合させる会社があるのかはわからない。そんな会社があったとしたら、いろいろな点でヤバそうな気がする。最初からパスしておく方が良いのかもしれない。

 


桜島は元気に噴火。
よく考えるとすごい絵なのだが、ここに暮らしているとマヒしている。コロナウイルスもしばらく経つとこんな感じになるのだろうか。

 

 
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