将棋段位
週末の楽しみはアベマTVトーナメント。
今週はチーム久保とチーム三浦が対戦。前週の結果から両チームの予選突破が濃厚な状況。
チーム久保・振り飛車は久保九段、菅井八段という現在の振り飛車党ナンバー1、2が揃っているが、3人目が今泉四段。
自分と同い年なのだが、まだ四段という特殊な経歴。将棋の四段に昇段するというのは、大学界で言うと任期なしの助教に採用された感じ(三段リーグが博士課程~ポスドク。フリークラスが任期付かな)
今泉四段がプロ棋士(四段)になった年は、自分が三段リーグ・フリークラス(ポスドク、任期付教員)を経て、学部助教に採用された年と同じ。なんか親近感を感じてしまう(「ママチャリ600台(仕入値)」という年収もたぶん同じくらい、、、??)
とにもかくにもロスジェネ仲間として、激動の平成をしぶとく生き延びてきたことに敬意を表して、応援したい。
ちなみに、将棋の段位は四段以上はそれほど意味はないのだが(叡王戦だけは段位別予選)、あえて大学の職位と対応させるとこんな感じ?
奨励会ー大学院
初段ー博士課程
(フリークラスー特任教員)
四段五段ー助教
(五段六段ー講師)
六段七段ー准教授
八段九段ー教授
博士号を取って三段リーグ(ポスドク)の競争を抜けると四段(テニュア職)になる。
たまに一期抜けですぐに採用される人もいる。
競争率は分野により異なるが、おそらく将棋と同じくらいだろうか。
大学では講師職は少ないので、六段くらいかもしれない。フリークラスは難しいけど、ポスドクがなる場合(三段リーグ次点二回抜け)とベテランがなる場合(定年後再雇用?)がある。どちらにしてもパーマネント雇用とは言えないところは一緒かな。八段からタイトル戦の立会人になるみたいなので、教授レベルと言って良さそう。